- 一人暮らしすれば自立できるの?
- 実家暮らししている限り自立とは言えない?
- 自立のために一人暮らしするべきか知りたい!
社会人になっても実家暮らしだと「自立できていないのでは?」と不安になる人は多いです。しかし「一人暮らし=自立」と勘違いしている人も少なくありません。
この記事では、一人暮らしが自立とは言えない理由を解説します。記事を読めば、自立するためにやるべきことが明確になります。
自立のために一人暮らしするのは賢い選択です。一人暮らしを始めることで、実家暮らしのときにはなかった自立心が芽生えます。
両親に依存しなければ実家暮らしでも自立できます。
「一人暮らし=自立」ではない3つの理由
「一人暮らし=自立」ではない理由は以下の3つです。
仕送りがあると金銭面で自立できていない
両親に仕送りをもらいながら一人暮らしをしている場合、自立とは言えません。すべての生活費を自分でまかなってこそ自立と言えるからです。
以下のようなケースでは自立してるとは言えません。
- 学生の一人暮らし
- 社会人1年目での一人暮らし
自立したいなら仕送りのない一人暮らしをしましょう。
両親が家事を手伝うと生活面で自立できていない
一人暮らしでも自分で家事ができない場合は自力していると言えません。すべての家事をできるようになってこそ自立していると言えるからです。
以下のパターンは家事を任せっきりで自立できていません。
- 食事だけは実家に帰る
- 週末に両親が部屋の掃除
家事をやらないことがダメなわけではなく、両親にやってもらうのが自立の邪魔をしています。
» 一人暮らしを親に反対されるときの説得方法
ただの部屋になっている場合は実家暮らしと変わらない
一人暮らしの部屋が寝るだけの場所で食事や洗濯は実家の場合、自立とは言えません。実家にあった部屋が移動しただけで、形式上の一人暮らしだからです。
以下のパターンは一人暮らしではなく、実家暮らしで部屋が少し遠くにあるだけの状態です。
- 毎日実家で食事
- 洗濯物は実家に任せる
- 仕事後は毎日実家でリラックス
「一人暮らしだから自立できている」というのは少し無理があります。一人暮らしで自立したいなら自分の家で生活をしましょう。
» 社会人の一人暮らしで大変なこと
実家暮らしでも自立する3つの方法
実家暮らしでも自立する方法はあります。以下3つの方法を実践してください。
両親に依存しない
実家暮らしでも両親に依存していなければ自立していると言えます。両親に頼らなくても生きていける状況で、実家のメリットを活かしている状況だからです。
- お金はあるけど実家に住む
- 家事はできるけど実家に住む
- いつでも出ていけるけど実家に住む
一人暮らしをするよりも実家にいたほうが、貯金もできて時間も確保できます。
実家暮らしでも自立したいのであれば「できないから実家暮らし」ではいけません。「できるけど実家暮らし」という状況にしましょう。
» 一人暮らしができないのは甘えな理由
金銭面・生活面で貢献する
金銭面や生活面で貢献できていれば実家暮らしでも自立していると言えます。両親に依存することなく、自分だけでも生きていける証拠だからです。
下記の状況であれば自立していると言えます。
- 家事を行う
- 両親の世話をする
- 生活費を両親に渡す
実家暮らしでも自立したいなら、生活に関することをすべてできる状態にしましょう。
一人暮らしを経験して実家に戻る
一人暮らしを経験してから実家に戻っている場合、自立していると言えます。一人暮らしは自立するために効果的だからです。
下記の状況で自立をしてから実家に戻っている状態なら問題ありません。
- お金はあるけど実家暮らし
- 家事はできるけど実家暮らし
一人暮らしで自立しているかは「自分一人でも生活できるか?」です。一人暮らしを自分の力だけでできれば自立していると言えます。
» 一人暮らしはするべきか?【男女共通】
自立のためには一人暮らしが効果的な3つの理由
一人暮らしが自立に効果的であることは間違いありません。以下3つの面で自立しやすいからです。
金銭面での自立ができる
一人暮らしをすれば金銭面で自立できます。仕送りしてもらわない限り、生活に関するすべての費用を自分で支払わなければいけないからです。
実家暮らしだとすべての費用をまかなっているわけではありません。
- 家賃
- 食費
- 光熱費
- 通信費
- 日用品費
生活に必要な費用に関する金銭感覚も身につけられれば、両親に頼らなくても生きていけるのです。
金銭面で自立するためにも一人暮らしは効果的です。
生活面での自立ができる
一人暮らしを始めると生活面で自立できます。自分の他に家事を行う人がいないからです。実家暮らしで両親にやってもらっていたことをすべて自分でやらないといけません。
- 掃除
- 洗濯
- 食事の準備
すべての家事ができなくても、家事代行サービスを利用すれば生活できます。ただし、家事代行サービスの利用には多くの資金が必要。金銭面での自立が必須です。
自分で家事・家事代行サービスを利用のどちらでも、大切なのは両親に頼らない状況を作ること。生活面で自立するためにも一人暮らしは効果を発揮してくれます。
» 一人暮らしを始める最適な年齢は何歳から?
精神面での自立ができる
一人暮らしが自立へ大きく近づけるのは、精神面で成長できることが大きいです。実家暮らしでわからなかったことの多くがわかるようになります。
- 両親のありがたみ
- 世帯主としての責任感
- 自分ですべてやりきる精神力
実家暮らしにある「緩み」が一人暮らしではなくなります。わかっているつもりでも、実家暮らしでは実感できないことです。
» 一人暮らしが無駄ではない理由
一人暮らしをすると精神面で自立するための状況を作り出してくれます。
一人暮らしで自立したい人がやるべき3つの行動
一人暮らしで自立したいなら3つの行動を起こしましょう。以下3つの行動を起こすことで自立できます。
STEP1:初期費用を準備する
一人暮らしで自立したいなら、まず初期費用を準備しましょう。初期費用を両親に頼るのは自立していると言えません。
一般的に、一人暮らしでは下記の費用が必要になります。おおよそ30〜75万円を準備してください。
項目 | 費用 |
---|---|
敷金 | 家賃の1〜2ヶ月分 |
礼金 | 家賃の1〜2ヶ月分 |
仲介手数料 | 家賃の0.5〜1ヶ月分 +消費税 |
前家賃・前管理費 | 家賃の1ヶ月分 |
保証会社の手数料 | 家賃の0.5〜1ヶ月分 |
鍵の交換費 | 1〜2万円 |
火災保険料 | 1〜2万円/年 |
実家暮らしは貯金しやすい状況です。うまく節約して初期費用を確保しましょう。
STEP2:物件を探して入居手続きをする
初期費用を準備できたら物件を探して入居手続きをしましょう。不動産屋に足を運ばなくても、インターネットで物件を探せます。
お部屋探しサイトは30以上ありますが、実は一人暮らしにおすすめできるのはわずかしかありません。自立したいと考えているなら「一人暮らしにおすすめのお部屋探しサイト」で物件を見てみてください。
部屋を探すだけなら無料なので、まずは希望エリアの物件を見てみましょう。
\一人暮らし向けに30社以上から厳選!/
初めての一人暮らしなら1Kの物件を選べば間違いありません。資金に余裕があれば、1DK・1LDKも検討してみてください。
間取り | 家賃 | スペース | 掃除 | 詳細 |
---|---|---|---|---|
ワンルーム | かなり安い | 狭い | かなり簡単 | 詳細を見る |
1K | 安い | やや狭い | 簡単 | 詳細を見る |
1DK | 安い | 普通 | やや大変 | 詳細を見る |
1LDK | やや高い | やや広い | やや大変 | 詳細を見る |
2K | 安い | やや狭い | やや大変 | 詳細を見る |
2DK | やや高い | やや広い | やや大変 | 詳細を見る |
2LDK | 高い | 広い | 大変 | 詳細を見る |
STEP3:引越しをする
気に入った物件が決まって入居手続きが完了したら、引越しをして一人暮らしがスタートします。一人暮らしの場合、引っ越しする方法は以下の3つです。
- 引っ越し業者に頼む
- 軽トラックを借りて荷物を運ぶ
- 自車・友人の車などで荷物を運ぶ
引っ越し業者に頼むのは簡単です。しかし費用がかかります。
初めての一人暮らしであれば荷物が多くありません。軽トラックや自車・友人の車で十分です。
» 一人暮らしの引越しは自分でやるべき理由
自分で引越しする場合でも少し往復が多くなるくらいで、大きな問題ありません。
「一人暮らし=自立」ではない
「一人暮らし=自立」ではありません。実家暮らしでも自立できます。
実家暮らしでも自立する方法は以下の3つです。
- 両親に依存しない
- 金銭面・生活面で貢献する
- 一人暮らしを経験して実家に戻る
しかし、自立するために一人暮らしをするのは効果的。実家暮らしにはない覚悟を持つことで、意識することなく自立できます。
自立したいと考えている人は一人暮らしを始めましょう。